シルクホースクラブで出資しているShowcasing産駒の牡馬ペースセッティングが1/8中京11R シンザン記念(3歳オープン GⅢ)に出走しました
今回は重賞2度目の参戦となったペースセッティングのレースっぷりを振り返っていこうと思います
ペースセッティングについて
血統
父 Showcasing
母 ジェットセッティング
母父 Fast Company
Zafonic3×4 Danzig4×5 Lyphard5×5 Mill Reef5×5
2020年3月26日生まれ 9歳時出産3番仔 Northern Farm(GB)生産
募集総額5000万 1口価格10万/500口
戦績とざっくり前走回顧
通算戦績 4戦1勝
前走は12/24 9R 万両賞(2歳1勝C)に出走しました
デビューから出走するレースで水準以上の動きを見せていたペースセッティングは1.5倍の1番人気に支持されました
出走メンバーには同条件の未勝利戦で水準以上の勝ちタイムで初勝利をあげたテンノメッセージ、新潟1200m未勝利で同じように水上以上の勝ちタイムで逃げきったダンシングニードル、現世代ナンバーワンスプリンターのビッグシーザーを新馬戦で下しているメイショウヒュウガなど9頭と少頭数ながらなかなか手強いメンバーが揃った印象
芝はBコース8日目。向こう正面、正面ちょくせんの内側に傷みがあり、内回り3コーナーから4コーナーの出口の内側が傷んでいます。内は力が要る馬場です。ダートの含水率はゴール前9.1%、4コーナー7.8%と良に近い稍重ですが、回復は厳しいと思います。」
— ラジオ日本「土曜・日曜競馬実況中継」 (@keiba1422) 2022年12月24日
12.4-11.3-11.6-11.8-11.4-11.3-11.9 (35.3-34.6)
当日の馬場は内が荒れ阪神開催最終週らしく力が要る馬場になっていたものの、全体的にはコンディションは良く、例年と比べると時計は出やすい高速馬場
優秀なタイムで逃げきった馬が揃った中でまずハナを奪ったのは好スタートを切ったダンシングニードルとテラステラ ペースセッティングはスタートダッシュが切れずテンノメッセージと3番手グループを形成
前半600mを35秒3、1000mを58秒5と隊列は変わらない想定よりゆったりした流れでレースは進み直線へ
逃げきるを図るダンシングニードル、相手スペースにテンノメッセージが入ろうとしたところをテラステラが上手くブロック
残り200mでテラステラが先頭を捕らえ外から迫るペースセッティングを抑えそのまま押し切り未勝利に続いて2勝目をゲット
C.デムーロ騎手のコメント
「好位で良い競馬ができました。前を交わしたがらないところがありました。能力はありますが、気性が災いしていたと思います」
折り合いの不安があるから控えたのかと思いきや「前を交わしたがらない」これを言われてはなにも言いようがありませんね
走破タイムは1:21.7 このクラスの水準は1:21.2~4ぐらいなので馬場や流れを考慮しても特別遅くも速くもない何とも評価しづらい結果に…
ベストは速い流れの逃げですがこのような競馬でもある程度結果が残せたのは良かったですが、自己条件で賞金が加算できなかったのは痛かった
不完全燃焼が続く中でレース後、まさか中1週でシンザン記念を使うとは思いもしませんでしたね
シンザン記念レース展望&回顧
レース展望
重賞ですが出走頭数は7頭とかなりの少頭数でのレースとなりました
ディープインパクト産駒のラストクロップで東京マイル牝馬限定の新馬戦を危なげなく逃げで素質の高さを見せたライトクオンタム
祖母エアグルーヴ、母グルヴェイグ、姉アンドヴァラナウトという良血クファシル
アリスヴェリテ、チャンスザローゼスらと戦って初勝利まで時間を要したが堅実な脚を使うトーホウガレオン
6月デビューで唯一のG1出走経験馬スズカダブルとなかなか面白いメンバーが揃いました
当日は中京競馬場に行っていたので撮ってきた写真を合わせてどうぞ
パドックでのペースセッティングの様子
中1週でのレースだったので追い切りは坂路4F60秒7-1F14秒2で軽く流した程度
それで馬体重が-4 486kgと少々不安でしたが馬体も歩様もしっかりしていました
ライバルのライトクオンタムさん
ペースセッティングと比べると華奢な身体 去年秋から馬体が増えていないようだがどうなの?
あと目力が凄い…
超良血らしい品のある馬体をしていたクファシルさん
ライトクオンタム同様馬体は増えていませんがモーリス産駒なので本格化はまだまだ先?
それでも兄弟のアンドヴァラナウトやゴルトベルクよりかは既にがっちりぎっちり引き締まった体をしていました
去年を含めますが今回で秋競馬3戦目なのでこのレースが終わったら九分九厘砲放牧のはず
キャリアでは上位のペースセッティングですが、京王杯-万両賞と不完全燃焼で賞金を加算できなかった身なのであまり関係ない
むしろ立場はこちらの方がきつく、3歳になったばかりですが早くも正念場を迎えていると言っていいでしょう
少頭数重賞という千載一遇のチャンスしっかりモノにしてほしい
レース回顧
【シンザン記念】(中京)ライトクオンタムが鋭く伸びて重賞制覇|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI
ムルザバエフ騎手のコメント
「距離はここが限界だと思います。1600mまでの馬だと思います。(これまでのレースの)映像を見て、逃げるレースをしました。良いペースでしたが、勝った馬の切れが上でした。よく頑張っています。良い馬です。残念です」
好スタートから勢いそのままハナを奪って逃げの戦法をとってくれたムルザバエフ
少頭数で流れが落ち着いてしまうかと思いきや、小倉で勝った時のように逃げる逃げるw
クファシルがこれを追いかけてくるも3番手グループのトーホウガレオンやライトクオンタムには5~6馬身ほど差をつけるしてやったりの展開になりました
残り600mでトーホウガレオンが前2頭との差を詰めてきますがまだまだセーフティー
直線に入ると進路を外寄りに持ち出すペースセッティング トーホウガレオンもスズカダブルも脚が上がってまえを捕らえられない
もらったと思った矢先、外からライトクオンタムと豊さん… 粘るペースセッティングを上がり34秒6の末脚であっという間に交わし2戦目で重賞制覇…
12.5-11.0-11.3-11.5-11.8-11.5-11.9-12.2(34.8-35.6)
勝ちタイム 1:33.7
走破タイム 1:33.8
水準タイム 1:34.3~1:34.5
ゴール前が特に乾いています。芝はAコース3日目。12月に6日使って傷みが進んでいましたが向こう正面直線の傷みが広がってきました。3コーナーから4コーナーにかけて、正面直線の内側の傷みは大きくは進んでいません。クッション値は10.4。
— ラジオ日本「土曜・日曜競馬実況中継」 (@keiba1422) 2023年1月8日
傷みはあるものの、去年の25日以降雨が降っていないのでクッション値は10.4と標準よりやや硬めでまだまだ速い時計が出るコンディションでした
走破タイムは字面で見れば優秀ですが高速馬場ということを考えればいたって標準的
後ろを大きく引き離しましたが、ラップを見てみるとハイペースというよりハイに近いミドルで中京芝1600mで結構見かける光景 ムルザバエフさん見事なペース配分でした(・∀・)ニヤリ
勝てなかったのは残念でしたが、不完全燃焼が続いていたペースセッティングの力を出しきることができた これだけで十分だったりします
この日の中京は外差し天国だったので、逃げのペースセッティングには不利な馬場でしたから出しきって失速したのならそれはそれで仕方がないと直線向いたときはそんな気持ちで一杯でした
それでも最後まで大きな失速をせずに粘りきった姿には感動を覚えました
だからこそ勝たせてあげたかった・・・(さっきから言ってることが変わりすぎw)
それくらい心動かされるレースでした
その直後出資馬のアバンチュリエが中山最終で勝ってくれたんですが、そのことをしばらく頭の中に入ってきませんでしたから(;^ω^)
次走に関してはまだ未定のようですが、名古屋住みの私としてはぜひ3/18のファルコンステークスからNHKマイルへ行ってほしいです
とりあえず連戦の疲れを癒してください
gdgdでまとまりがない考察でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました