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【種牡馬分析】サートゥルナーリア産駒の傾向・特徴を予想してみる

社台サンデーの2023年度の募集リストが公開されたということで今回は新種牡馬で現場の評判も高く、注目度も1番高いサートゥルナーリアについて考えていきたい

 

あくまでも素人の考えなのでご了承ください

 

 

 

現役時のサートゥルナーリアについて

 

出典 JBISサーチ https://www.jbis.or.jp/

 

日本初めての米国G1を制した名牝シーザリオを母に持ち、半兄には種牡馬でも大成功を収めているエピファネイアリオンディーズがおり、母のファミリーから重賞馬を輩出している国内屈指の超良血馬で、デビューから4連勝でホープフルS皐月賞と2つのG1を制しています

古馬混合ではアーモンドアイやリスグラシューといった化け物に屈してしまいますが、出走した2000mでは負けなしと中距離では無類の強さを発揮しています

エピファネイアリオンディーズとの比較

 

出典 JBISサーチ https://www.jbis.or.jp/

 

サートゥルナーリアがどのような種牡馬になっていくか考える上で参考になるのが半兄のエピファネイアリオンディーズですよね

まず共通しているのはサートゥルナーリアも含めてこの3頭は名牝シーザリオの影響をもろに受けていること

 

・父系のスペシャルウィークサンデーサイレンス×Nijinsky)からは長い直線に対応できるスピードとAureoleから代々受け継がれる勝負根性と気性難 

・牝系のキロフプリミエールからはSadler's Wellsのスタミナ、Habitatの瞬発力

 

この2つのポイントは基本ベースとしてあるので次に3頭が父になってどのような適性を産駒に伝えるのかおさえていこうと思います

 

エピファネイア

 

出典 JBISサーチ https://www.jbis.or.jp/

ではまずエピファネイアの産駒への影響を見ていこうと思います

・タフでダート馬を輩出しているシンボリクリスエス産駒で馬体も500kg近い雄大な馬体の持ち主ですが、現役時代ドバイで惨敗したようにダートへの適性は全くない

・Kris.SとHabitatのニアリークロスの影響で母以上の柔らかい芝向きの体質

Hail to ReasonクロスでRobertoが活性化して米国的なパワーとスピード

・Sadler's Wellsは柔らかくなり過ぎないように引き締め程度

⇒これにより長い直線、外回りコースを得意とする産駒を輩出

 

リオンディーズ

 

出典 JBISサーチ https://www.jbis.or.jp/

続いてリオンディーズの血統ポイントを見ていきましょう

・大前提でシーザリオの特徴を持ちながらも、父がNorthern Dancerが多く持つキングカメハメハに変わることによってパワー寄りにシフトチェンジしたことによって万能型に

・NureyevとSadler's Wellsニアリークロスが発生することでSpecialもいじられるのでパワーだけではなくスタミナも強調される(Aureoleで相殺されてしまっている感はあるが…)

・ただ、Habitatはいじられていないのでエピファネイアほどの瞬発力はない

 

サートゥルナーリア産駒はどうなるのか?

 

出典 JBISサーチ https://www.jbis.or.jp/

 

前置きが長くなってしまいましたが、ここからは今回の肝であるサートゥルナーリアが種牡馬としてどのような存在になっていくかを考えていこうと思います

 

サートゥルナーリアの血統ポイント

 

パワー型にシフトチェンジしたリオンディーズと3/4同血のサートゥルナーリア

ロードカナロアの血が加わることによって、ロードカナロア内のSecretariatとSyrian Sea、SecretariatとSir Gayloadのクロスが発生することによりエピファネイアのような柔らかい体質と瞬発力

Storm Catマルゼンスキーというスピードが強調される相性の良いクロスも発生

 

種牡馬サートゥルナーリアについて

 

理想としてはリオンディーズよりかはエピファネイアタイプとして期待されているサートゥルナーリアですが、リオンディーズ以上にNorthern Dancer多いので繁殖牝馬は選びそう

とはいっても評判が良くて初年度から繁殖牝馬に恵まれるでしょうからある程度の成績は見込めるでしょうね

エピファネイアとこう相性だった母父キングカメハメハは使えないので、サートゥルナーリアが種牡馬で活躍できるかできないかはカギになるのはディープインパクトでしょうか

ディープインパクトにはSir Ivorの血をひいてますからSecretariatとSir Gayloadのクロスを持っているサートゥルナーリアとはとても相性は良いはず…

ただ、心配なこともあって母父ディープインパクトロードカナロア産駒は繁殖牝馬に恵まれているにもかかわらず、目立った大物が産まれていないこと

ファンタジスト、ボンボヤージ、レッドモンレーヴと3頭の重賞馬を輩出しているんですけど、マイル以上の重賞馬は1頭もいません

 

ちなみに母父ディープインパクトリオンディーズ産駒は18頭がデビューし8頭が勝ち上がっています
8頭のうち社台系の牧場で生産されたのはわずか1頭と牝系に恵まれたとは言えない中でこの結果は立派ですね

 

シーザリオの力で何とかこのニックスから大物が出てくれることを願っております

 

 

 

サートゥルナーリア産駒の注意点

最後に現時点で考えられるサートゥルナーリア産駒の避けるべきポイントに触れておきましょう

リオンディーズ以上にNorthern Dancerが濃いサートゥルナーリアなのでこれ以上濃くしたくないですね

特にNureyevとかSadler's Wells、NijinskyとかNorthern Dancerではありませんが、His Majestyとかは避けたいところ

どうしても入れるのであればNorthern Dancer要素の薄い牝馬にするかリオンディーズと相性の良かったDeputy Ministerあたりが良いでしょうね

リオンディーズを参考にするのであればサンデー系特にマンハッタンカフェフジキセキ、あとは非Kingmamboミスプロ系とかですかね…

 

とりあえず現時点で私はこんな考えでサートゥルナーリア産駒には出資していこうと思います