先日DMMバヌーシーの公式から2021年度1歳募集馬ラインナップが公開されましたので、今回も東サラ,シルクに引き続き血統や厩舎に注目しながら募集馬の評価をしていきたいと思います
※総合評価は個人的に出資したいかどうかの評価で能力を示すものではありません あくまで素人の一口メモ書きのようなものなのでご理解した上でご覧ください
- エラクレーア2020
- パーフェクトマッチ2020
- マジェスティッククオリティ2020
- ラブリーベルナデット2020
- レッドオーヴァル2020
- ゴールウェイ2020
- シスタリーラヴ2020
- タニノハイクレア2020
- クルソラ2020
- ストラスペイ2020
- ロベルタ2020
- 申し込み予定の馬は?
エラクレーア2020
父リアルインパクト×母父Raven's Passの牡馬 3/20生まれ ノーザンファーム生産・育成
美浦 木村哲也厩舎入厩予定
母は中央未勝利
曾祖母は重賞11勝したドイツの名牝エルダンツィヒ,母父にはクイーンエリザベス2世ステークス、BCクラシックを制し、国内ではタワーオブロンドンの父で知られるレイヴンズパス
母系にダンジグの血が入っていることから半姉フミノバレンタインは芝1200の新馬戦で早くもデビュー勝ち 本馬も恐らく早い時期から走ってくれるでしょう
母系にはスプリント要素は入っていないので適性は短くてマイル前後 折り合いに問題がなければギリギリ中距離でも大丈夫な気がします
3500万で落札されているので4000万台での募集になりそう リアルインパクトの牡馬としては割高ですね
厩舎はキムテツ先生 バヌーシーだとヴィンクーロやドゥラヴェルデがお世話になっている厩舎ですね パワハラだとかノーザンの餌やり係だとか評判はあまり良くありませんが、芝短距離とダートを除けば非常に優秀な成績を残しています 本馬に関してはリアルインパクト産駒だからという理由で芝短距離を使われてしまう恐れがあるので厩舎相性はあまり良いとは思えません
※木村哲也厩舎主戦騎手⇒ルメール,横山武史,川田将雅,北村宏司,丸山元気
パーフェクトマッチ2020
父サトノクラウン×母父サンデーサイレンスの牡馬 2/15生まれ ノーザンファーム生産・育成
美浦 宮田敬介厩舎入厩予定
母は中央2勝 牝馬3歳重賞上位入着
サドラーズウェルズでもダンジグでもストームバードでもなくヴァイスリージェントでもないノーザンダンサー系の新種牡馬サトノクラウンと母父サンデーサイレンスという国内では異端な存在
ダートの血は入っていないので適性は芝になると思いますが、母系にもロベルトやニジンスキーといった重めな血が流れているので、時計の掛かった馬場や非根幹距離での活躍を期待したい すべては母父サンデーサイレンスが機能するかしないかで決まると言っていいでしょうね
価格は3100万で落札されているので3000万~4000万台の募集になりそう 母系は優秀ですが高齢出産がネック
厩舎は宮田先生 バヌーシーではグランスエーニョがお世話になっている厩舎ですね 開業2年目ながらノーザンの期待馬が集まっているので勝ち星は芝に偏っています グレートマジシャンでダービー出走を果たしてはいるものの、今期は僅か6勝と元気がないのは気になるところ… 本馬の適性を理解して適切なレース選びができるかどうかは正直微妙
と散々ネガティブなことを言ってきましたが、本馬は私の元出資馬アフィニータ,ビートマッチの半弟になるので申し込みと同時にポチりますw
悲運の事故でこの世を去ったアフィニータ,2勝をあげながらも屈腱炎が原因で引退してしまったビートマッチの分まで元気に走ってほしいというのが本音です
※宮田敬介厩舎主戦騎手⇒ルメール,戸崎圭太,丸山元気,野中悠太郎
マジェスティッククオリティ2020
父エピファネイア×母父Quality Roadの牡馬 2/2生まれ 社台ファーム生産・育成
母はアメリカダートGⅡレイチェルアレクサンドラステークス2着
キングマンボが入っていないゴリゴリのダート血統の母父ミスプロ系のエピファネイアは国内にはなかなかいないタイプなので芝を走るかどうかも未知数 やはりエピファネイアの良さを引き出したいのであればサンデーのクロスは欲しかった
現時点での馬体の完成度が高いのは◎ 母系にダンジグの血が入っているので早い時期から走ってくれるでしょう
8400万とかなりの高額で落札されたので9000万~1億募集も覚悟しないといけないかも… さすがに社台産でその価格は暴挙すぎる バヌーシーさんが客寄せのために赤字覚悟で募集してくれることを願いたいですね
厩舎は安心安定の国枝先生 バヌーシーではシンハリングやドリームインパクトがお世話になっている厩舎ですね クラシック候補が数多く入厩している厩舎なので芝の実績は申し分なし 狙い通りにクラシック路線を歩んでくれれば厩舎相性は◎ ただ、芝で頭打ちになった場合、ダートの苦手なエピファネイア産駒×芝志向の強すぎる厩舎=悲惨な結果になりかねない
※国枝栄厩舎主戦騎手⇒ルメール,横山武史,戸崎圭太,三浦皇成,田辺裕信
ラブリーベルナデット2020
父キズナ×母父Wilburn 2/11生まれ 社台ファーム生産・育成
美浦 入厩予定
母はミセスリヴィアステークス他アメリカ芝重賞3勝しています ハーツクライ産駒の半弟はウマ娘でお馴染みの藤田晋氏が2億で落札されています
キズナ×エーピーインディ系はシャムロックヒル(マーメイドステークス),キズナの父ディープインパクト×エーピーインディ系もグランアレグリア(安田記念,スプリンターズステークス,マイルチャンピオンシップ,ヴィクトリアマイル,桜花賞),アルアイン(大阪杯,皐月賞)シャフリヤール(日本ダービー)など数多くの大物を輩出している配合です
本馬はキズナ産駒でストームキャット3×4のクロスが入っているということでかなり前向きなスピードタイプになってくれるはず… 悪い言い方をすれば制御不能のじゃじゃ馬になる危険性もありえるので厩舎はかなり重要
セレクトセール出身馬が大半なのでそれらに合わせるとなるとかなりの高額になるかも…
レッドオーヴァル2020
父ハービンジャー×母父ディープインパクトの牝馬 4/4生まれ 社台ファーム生産・育成
美浦 斎藤誠厩舎入厩予定
母は桜花賞2着を含む中央3勝 近親に安田記念を制したストロングリターンがいます
ハービンジャー×サンデー系はペルシアンナイト(マイルチャンピオンシップ),ディアドラ(ナッソーステークス,秋華賞)など多くのG1,重賞で活躍しているハービンジャー産駒の鉄板配合
2019年度産24頭,2020年度産27頭と近年急激に増えてきた母父ディープインパクト 重賞勝ち馬はハッピーアワー(ファルコンステークス)のみですが今後は母系にも恵まれる配合なので次第に活躍馬は増えてくるはず
母系がとにかく短距離色が強いので本馬も適性は短いところになってきそうですが、ハービンジャーの短距離にはあまり良いイメージがないのでマイルまで何とか持ってほしいがなかなか難しそう
半兄エピファネイア産駒のレッドデュラン,半姉モーリス産駒のミニマリズムがともに体質が弱くスムーズに使えていないのもマイナス材料になってきますね 本馬は兄弟同様にまだまだ小さいですが4月生まれなのでそこまで気にする必要はない
2900万で落札されているので3000~4000万台の募集になりそう 母の実績がある割には価格が抑えられいるのは◎
厩舎は斎藤誠先生 バヌーシーではヴァルキリードレスがお世話になっている厩舎ですね 活躍馬はウラヌスチャームやシャドウディーヴァなど中距離要素が多めですが、短距離~マイルを得意としている厩舎なので本馬との相性は良さそうです
※斎藤誠厩舎主戦騎手⇒横山武史,戸崎圭太,木幡巧也
ゴールウェイ2020
父キンシャサノキセキ×母父フサイチコンコルドの牡馬 3/6生まれ レイクヴィラファーム生産 ノーザンファーム育成
栗東 今野貞一厩舎入厩予定
母は中央3勝
母父ニジンスキー系のキンシャサノキセキは産駒数自体が少なく目立った活躍馬はいないものの、アーズローヴァーやチュウワノキセキなど3勝クラスで走っている馬もちらほらいるので相性自体はそこまで悪くないですね
フサイチコンコルド,メジロライアンと血統は今どきじゃないのでなかなか苦しい 馬体も今のところキンシャサノキセキ産駒らしいパワーは欠けている印象 ただ、本馬は3月生まれなのでまだまだ変わってくる余地はあり
2000万で落札されているので2000~3000万台の募集になりそう キンシャサノキセキとしては少々割高ですが兄弟の勝ち上がりは良いですし他の募集馬よりかはコスパは◎
厩舎は今野先生 バヌーシーではエターナルハートやヴィブラントがお世話になっている厩舎ですね ダートを得意とされている厩舎で、芝でも地力型の活躍が目立つので本馬との相性ははなかなか良さげに感じます ただ重賞勝ち経験がないのでG1戦線というよりは長く出資馬の活躍を見守りたい方向け
※今野貞一厩舎主戦騎手⇒松山弘平,和田竜二,中井裕二,荻野琢真
シスタリーラヴ2020
父ドゥラメンテ×母父Bellamy Roadの牡馬 4/30生まれ 矢野牧場生産 ファンタストクラブ育成
栗東 池江泰寿入厩予定
母はカナダの古馬牝馬チャンピオン 半兄に今年の日本ダービー出走を果たしたディープモンスターがいます
ドゥラメンテ産駒はまだ1年目を終えたばかりなので何とも言えませんが、父ドゥラメンテ×母父ダンジグ系からはアスコルターレ(マーガレットステークス,もみじステークスを含む3勝),アドマイヤザーゲ(2勝)がといった今後の活躍が楽しみな産駒が輩出されています
本馬は半兄のディープモンスターのような柔らかさはなくパワー型な印象を持ちました ダノンアレーやオーキッドテソーロに似たタイプですね ドゥラメンテの牡馬ですから距離の融通は利きそう
半兄のディープモンスターが7800万募集でしたからさすがにそれを上回ることはない 5000万台なら妥当,6000万台なら若干割高なラインだと見ています ラブリーベルナデット同様にセレクトセール出身馬を基準にされないことを祈りたいですね
厩舎は池江先生 バヌーシーでは半兄のディープモンスターやキタノコマンドールといった活躍馬がお世話になっている厩舎ですね クラシック候補が集まっているので自ずと勝ち星は芝に偏っています 本馬がダートでやっていくとなれば相性はあまり良いとは言えないですね
タニノハイクレア2020
父ゴールドシップ×母父クロフネの牡馬 1/22生まれ 岡田スタッド生産・ファンタストクラブ育成
栗東 奥村豊厩舎入厩予定
母は中央4勝 半姉にウインシャトレーヌ(3勝クラス) 近親にウインクリューガー(NHKマイルカップ)がいます
ゴールドシップ×クロフネは目立った活躍馬はいませんが、7頭がデビュー そのうち2頭が勝ち上がっており相性はそこまで悪くはないように感じます
ディープインパクトの曾祖母ハイクレアが母系にいる魅力的な血統ですが、セールでも父親譲りの気性の荒さを見せていましたし、早生まれの馬体もピンときませんでした
距離適性はあの気性から血統云々関係なく短距離になってしまいそうですね タニノハイクレア自身が短距離馬なので活躍できる可能性はありますが、出資者が期待しているユーバーレーベンのようにはさすがに厳しいような気がします
3500万で落札されているので4000万台での募集になりそう 全兄が中央で勝てなかったことや高齢出産ということ生産・育成が非ノーザンということを考えるとこの価格なら手は出せませんね
厩舎は奥村豊先生 バヌーシーではソナトリーチェがお世話になっている厩舎ですね 開業してからずっと勝ち星がダートに偏っていますが、今年は芝の勝ち星ががダートを大きく上回っています 短距離~長距離まで幅広く勝ち星をあげているので本馬との相性はまあまあといったところでしょうか
クルソラ2020
父サトノアラジン×母父Candy Stripesの牝馬 4/10生まれ ノーザンファーム生産・育成
栗東 辻野泰之厩舎入厩予定
母はアルゼンチン3歳牝馬チャンピオン 半姉にクルミナル(桜花賞2着,オークス3着),半兄にピオネロ(ダート重賞上位入着)がいます
サトノアラジンは全てにおいて未知数なので血統が似ているキズナと置き換えて考えてみたものの、キズナ×レッドゴッド系は数は少なくあまり参考にできず…
馬体は遅生まれということを考慮するとそこまで悪い印象はない 距離適性は芝の短距離~マイルあたりですがダートもいけなくはない血統ですね
2100万で落札されているので3000万台くらいでの募集となりそう 高齢になるにつれ産駒が活躍しなくなっているのは気になるところですがこれくらいの価格なら手は出しやすいですね
厩舎は開業初年度ながら既に8勝をあげている辻野先生 とはいってもまだ全てが転厩馬なので評価はしづらいので何とも言えない
ストラスペイ2020
父ドレフォン×母父シンボリクリスエスの牝馬 3/31生まれ レイクヴィラファーム生産 ノーザンファーム育成
栗東 武幸四郎厩舎入厩予定
母は中央2勝 近親にポップロック(目黒記念2連覇)がいます
ストームバード系×シンボリクリスエスが現在25頭がデビューしており、エイシンバッケン(オータムリーフステークス,欅ステークス)を輩出しています
相性としては悪くないですが、母系もパワー型なので芝に走るにしてもダートを走るにしても牝馬はマイナス材料
半兄のヘニーヒューズはデビューできず,半姉ジャスタウェイ産駒のスコッチリールは故障で引退と体質的の弱さもマイナス材料 本馬はこの時期からデカくてムキムキでしたがカバーできれば良いんですが…
4100万で落札されているので4000~5000万台の募集になりそう ドレフォンの牝馬としてはかなりの割高
厩舎は幸四郎先生 バヌーシーではエブリワンブラックやクロニクルノヴァなど多くの馬がお世話になっている厩舎ですね 開業当初は勝ち星がダートに偏っていましたが、去年今年は芝でも好調 大物こそ出てこないものの芝では短距離,ダートはどの距離でも対応可能と一口馬主向けの厩舎と言えるでしょう
ロベルタ2020
父ロードカナロア×母父ブライアンズタイムの牝馬 3/13生まれ ノーザンファーム生産・育成
栗東 池添学厩舎入厩予定
母は中央3勝 近親にヴィクトリー(皐月賞),リンカーン(阪神大賞典,京都大賞典,日経賞),アリストテレス(AJCC),アドミラブル(青葉賞)などG1・重賞馬多数
ロードカナロア×ブライアンズタイムは数は少ないものの、ロードラズライト(ジャニュアリーステークス,千葉ステークスともに3着)やアスタールビー(キーンランドカップ4着)など重賞・オープンで上位入着している馬もいるので相性はなかなか良さげ
本馬はサンデーの血が入らないのでディープインパクトの半兄フランツほどの高速馬場向きではなさそうですがが瞬発力がありそうな馬体をしていますね 適性は半兄と同じく中距離あたりか?父がロードカナロアになってので距離短縮にも対応できるかも…
4100万で落札されているので4000~5000万台での募集になりそう 母系はかなり優秀なのでこれくらいは妥当かな?
厩舎は学先生 バヌーシーではラヴィエントがお世話になっている厩舎ですね ノーザンの精鋭が集まっているので自ずと勝ち星は芝に偏っています その反面ダートではイマイチな成績なので芝で頭打ちとなった場合は危険
申し込み予定の馬は?
それでは最後に申し込み予定馬を晒したいと思います
※A,B+,B-,Cは自分が出資する可能性を示したもので馬の能力とは関係ありません
エラクレーア2020⇒B-
リアルインパクトは好きだし馬体も自分好みなので出資したいのですが、他クラブ既に出資済みなので悩ましいところ… ということでまずは様子見
パーフェクトマッチ2020⇒A
価格は割高ですが元出資馬の兄弟なので速攻ポチります
マジェスティッククオリティ2020⇒C
完成度は素晴らしいものがありますが未知数な部分が多いしかなりの割高価格が予想される シルク,キャロットで狙いたいエピファネイアがいるので今回は見送りですかね…
ラブリーベルナデット2020⇒?
じゃじゃ馬候補なので厩舎次第
レッドオーヴァル2020⇒C
母は馬券で何度もお世話になった馬なので出資したい気持ちはありますが現時点では血統にも馬体にも魅力が感じられない 様子見したいですが東サラ民も狙ってくるでしょうからすぐ売れてしまいまそうですね おそらく今回は見送りです
ゴールウェイ2020⇒B-
現時点では馬体に魅力は感じられないものの様子見ができそうなので成長次第ではポチりたいですね
シスタリーラヴ2020⇒B-
遅生まれですが馬体は◎ 芝で走ってくれればいいんですが、ダートだと血統と厩舎を考えると中途半端になるかもしれないのでいったんは様子見したい すぐさま売れてしまった場合は諦めようかな… ただディープモンスターに出資できなかったことはいまでも悔やんでいるのでまだまだ迷っていますw
タニノハイクレア2020⇒C
さすがに高すぎる これなら他クラブで狙ったほうがいい
クルソラの2020⇒B-
遅生まれなのでいったんは様子見できればいいですが、母系が優秀なのとキャロット民が狙ってくるでしょうからすぐに決めないと難しそうです
ストラスペイ2020⇒C
幸四郎厩舎は魅力もドレフォン産駒はシルク,キャロットで狙いたい
ロベルタ2020⇒B-
母系が優秀ですが馬体が小さすぎるのでいったん様子見 カウントダウンが来たらその時に考えます