先日シルクホースクラブの公式から2021年度1歳募集馬ラインナップが公開されましたので、今回も東サラに引き続き厩舎、出資額に注目しながら募集馬の評価をしていきたいと思います
この記事では美浦に入厩する39頭を取り上げています
栗東に入厩する35頭の評価も併せてご覧くださいませ
※総合評価は個人的に出資したいかどうかの評価で能力を示すものではありません あくまで素人の一口メモ書きのようなものなのでご理解した上でご覧ください
A⇒抽優候補
B+⇒申込濃厚 馬体・歩様次第では抽優候補
B-⇒馬体・歩様次第で申込候補
C⇒今回は見送り
- 1.エディスワートンの20
- 2.アルビアーノの20
- 3.ルシルクの20
- 4.サンドクイーンの20
- 5.ダストアンドダイヤモンズの20
- 6.アーデルハイトの20
- 7.トレジャーステイトの20
- 8.ロゼリーナの20
- 9.ヒカルアマランサスの20
- 10.カリンバの20
- 11.ツルマルワンピースの20
- 12.シャクンタラーの20
- 13.ゼマティスの20
- 14.モルジアナの20
- 15.パーシーズベストの20
- 16.パンデイアの20
- 17.リミニの20
- 18.ランズエッジの20
- 19.テルアケリーの20
- 20.コーステッドの20
- 21.クードラパンの20
- 22.オーラレガーレの20
- 23.スナッチマインドの20
- 24.ランニングボブキャッツの20
- 25.ウルトラブレンドの20
- 26.カレドニアレディの20
- 27.ブロッサムレーンの20
- 28.ミスティックリップスの20
- 29.ロザリントの20
- 30.ドントテルソフィアの20
- 31.ソーディヴァインの20
- 32.サトノオニキスの20
- 33.ウインミーティアの20
- 34.ヒルダの20
- 35.オーロラエンブレムの20
- 36.シンシアズブレスの20
- 37.カルディーンの20
- 38.ヴィアフィレンツェの20
- 39.セラドンの20
- まとめ
1.エディスワートンの20
父ハーツクライ×母父Dubawiの牡馬 2/7生まれ 6歳時出産3番仔 ノーザンファーム生産
美浦 田中博康厩舎入厩予定 一口価格8万(募集総額4000万)
祖母イズリントンはヨークシャーオークス連覇に加えてBCフィリー&メアターフも制した女王
ハーツクライ×ミスプロ系はスワーヴリチャード(大阪杯,ジャパンカップ),シュヴァルグラン(ジャパンカップ)などの大物を輩出したハーツクライの鉄板パターン
母父Dubawiに限定しても2018年にフィリーズレビューを制したリバティハイツ、去年のホープフルステークスの2番人気馬ランドオブリバティと数は少ないながらも活躍馬が輩出しているのは心強いですね
しかもそれらは全て社台ファーム生産でノーザンファーム生産の母父Dubawiはまだデビューすらしていません(ワクワク)
ただ現役時代は輝いていた祖母は繁殖牝馬になってからは不調で活躍馬を全く出ていないのは気になるところ… まあそれは日本ではなく海外での話なのでそこまで気にする必要はないかもしれませんが…
価格は良血のハーツクライの牡馬としてはお買い得 馬体や歩様に問題がなければ確実に人気してくるでしょうね
厩舎は騎手から調教師に転向して4年目となるタナパク先生 重賞勝ちは無し 芝よりもダートを得意としている厩舎です 徐々に良血馬が集まっている印象はありますが今年はすこぶる不調なのがどう出るか
総合評価⇒B-
2.アルビアーノの20
父ハーツクライ×母父Harlan's Holidayの牝馬 3/30生まれ 8歳時出産3番仔 ノーザンファーム生産
美浦 木村哲也厩舎入厩予定 一口価格8万(募集総額4000万)
母アルビアーノは2015年スワンステークスを含む中央4勝
ハーツクライ×ストームバード系はウインバリアシオン(シルバーコレクター)以来大物が出ていない組み合わせですがどうだろうか…
公式動画では中距離で活躍と言われてましたが… 折り合えればそれくらいまで距離は持つかもしれませんが、ハーツクライの牝馬ですからマイル~1800くらいまで限界じゃないかなと思います
ドゥラメンテ産駒の牝馬の初仔アヴェラーレが6万だったことを考えると価格は妥当なところではないでしょうか
厩舎も母や姉と同じく悪い意味で話題沸騰のキムテツ先生 ノーザンの馬が集まっている厩舎なので勝利数は芝に偏っているので問題はないですが、キムテツの短距離というか距離短縮は良い印象がないのでできれば動画通りに中距離で走ってほしい
総合評価⇒B+
3.ルシルクの20
父ハーツクライ×母父Dynaformerの牝馬 1/28生まれ 16歳時出産10番仔 社台コーポレーション白老ファーム生産
美浦 古賀慎明厩舎入厩予定 一口価格6.4万(募集総額3200万)
半兄に2017年京成杯オータムハンデを制したグランシルクがいます
ハーツクライ×ロベルト系からはタイムフライヤー(ホープフルステークス),マジックタイム(ダービー卿チャレンジトロフィー),サトノクロニクル(チャレンジカップ)などミスプロ系には及びませんが数多くの活躍馬を輩出している鉄板組み合わせ
ただ、母が高齢になるにつれ仔が活躍しなくなっているのが気になるところ…
価格は一時は割高だったものの去年のドゥラメンテ産駒イルチルコからはだいぶ落ち着いて手が出しやすくなりました
厩舎はここ数年不調続きの古賀先生 姉のディープインパクト産駒のクロワルースで大失敗していましたが大丈夫なんでしょうか…(;^ω^)
総合評価⇒C
4.サンドクイーンの20
父ロードカナロア×母父ゴールドアリュールの牡馬 1/22生まれ 5歳時出産初仔 桑田牧場生産
美浦 栗田徹厩舎入厩予定 一口価格10万(募集総額5000万)
中央1勝 曾祖母はトゥザビクトリーの母フェアリードール 近親には名馬がズラリ
ロードカナロア×サンデー系はアーモンドアイを筆頭に数多くの活躍馬を輩出した鉄板組み合わせですが、サンデー系でもダートを主戦場にしてきたゴールドアリュールが母父になると産駒の適性がガラリと変わります
母父ミスプロまで範囲を広げるとスウェプトオーヴァーボード産駒のオメガパフューム(東京大賞典)がいますが、キングマンボ系となると目立った活躍馬はまだいません
まあそもそもロードカナロア×ゴールドアリュールは産駒がほとんどいないのでまだまだ未知数部分が多い血統ですね
セレクトセール出身で2000万で落札されたことを考えると割高に感じてしまいますが、今のロードカナロア産駒の評価ならまあこれくらいが妥当
厩舎は今年のクラシックはすべて出走させている栗田先生 勝ち星は芝ダート同じくらいのイメージでしたが近年はダートに偏り気味 芝・ダートともに短距離路線を得意としています そう考えるとダートで走りそうな本馬にとってはプラス材料
総合評価⇒C
5.ダストアンドダイヤモンズの20
父ロードカナロア×Vindicationの牝馬 4/12生まれ 12歳時出産7番仔 ノーザンファーム生産
美浦 尾関知人厩舎入厩予定 一口価格8万(募集総額4000万)
母はアメリカ重賞2勝,G1BCフィリー&メアスプリント2着
ロードカナロア×シアトルスルー系は主流のサンデーと違ってそもそもの産駒数がかなり少ない しかしそんな中からもイベリスが短距離・マイルで重賞2勝していることから全く合わないというわけではなく、母系に恵まれればまだまだ活躍の余地を残している
現にロードカナロア産駒のミスプロ4×4にはダノンスマッシュを筆頭にオープン・3勝クラスで活躍するスプリンターが数多くいるんですよね
適性は芝の短いところを走ってくれることを期待したいが、父がキングマンボ系に変わったことでシアトルスルーの血が主張してくる可能性は大いにある
2個上のディープインパクト産駒の牡馬が1億で募集されてた割には弱気な価格設定 馬体次第では人気になりそう
厩舎はグローリーヴェイズ(香港ヴァーズ)、レッドファルクス(スプリンターズステークス)クラブ馬でのG1制覇されている尾関先生 勝ち星は芝に偏りがあり短距離からクラシックまで満遍なく実績のある厩舎なので芝で頭打ちにならないことを祈りたい
総合評価⇒B-
6.アーデルハイトの20
父ロードカナロア×アグネスタキオンの牝馬 5/24生まれ 13歳時出産8番仔 ノーザンファーム生産
美浦 宮田敬介厩舎入厩予定 一口価格9万(募集総額4500万)
祖母は名牝ビワハイジ 近親にG1 6勝の女傑ブエナビスタを始め重賞勝ち馬がズラリ
ロードカナロア×サンデー系の中でもスペシャルウィークやハーツクライに比べて存在感が薄いアグネスタキオン 父がキングカメハメハになると重賞勝ちしている馬がいるから相性は悪くないと思っていましたが現状は苦しい それでも母系は優秀なのでいつ大物が現れてもおかしくない
適性は芝マイル~中距離 芝の優秀な母系ですからスピード不足でもない限りはダートの可能性は低いでしょう
価格はロードカナロアとビワハイジ一族のカップリングですからこれくらいはどうしてもしてしまう 妥当なラインですね
厩舎は開業2年目の宮田先生 社台系の馬が多いので勝ち星も芝に偏り気味 開業1年目で16勝を挙げたものの今年は今ひとつの成績なのは心配材料
総合評価⇒B-
7.トレジャーステイトの20
父ダイワメジャー×母父Oasis Dreamの牡馬 1/31生まれ 8歳時出産2番仔 ノーザンファーム生産
美浦 林徹厩舎入厩予定 一口価格6万(募集総額3000万)
母はシルク所属馬で中央3勝(地方2勝)
母父Oasis Dreamは馴染みない外国産ということもあり数も少なく中央ではまだ勝った馬がいない 社台系で育成された馬も数頭しかいないので評価がしづらく未知の魅力はありますね
初仔のスクリーンヒーロー産駒の仕上がりが早くデビューの日程も決まっている模様 早生まれで仕上がりの早いダイワメジャー産駒の本馬は兄と同じかそれ以上に早くから走ってくれるかもしれないですね
価格は兄弟や母系に活躍馬がいないということでお求めやすいお値段に落ち着いてくれました
厩舎は開業4年目の林先生 初年度はダートに勝ち星が偏っていましたが徐々に芝馬が入厩してきたことによって芝でも勝ち星を伸ばしてきています 個人的には若手では一番推している先生
総合評価⇒B-
8.ロゼリーナの20
父エピファネイア×母父キングカメハメハの牡馬 1/16生まれ 7歳時出産初仔 ノーザンファーム生産
美浦 和田正一郎厩舎入厩予定 一口価格8万(募集総額4000万)
母は中央2勝 祖母は2001年の牝馬戦線シルバーコレクターのローズバド、おじには2010年ジャパンカップ他G1 2勝のローズキングダムがいます
エピファネイア×キングマンボ系は無敗の3冠牝馬デアリングタクトという超大物を輩出したエピファネイアの鉄板パターンのひとつ
本馬もエピファネイアの活躍馬に多いサンデー4×3を持っており、牝系は日本の一流牝系のバラ一族、おまけに早生まれ人気しないわけないでしょう ただ母が現役時代、小柄な牝馬だったので初仔は心配材料ではありますね
価格は優秀ですが初仔だからなのか様子見プライスですね 馬体や歩様に問題さえなければ狙ってみるのもあり
厩舎はオジュウチョウサンでお馴染みの和田先生 芝に偏る年・ダートに偏る年がまばらにありますが現時点では芝の短いところを得意としている印象 本馬との相性はまあまあといったところでしょうか
総合評価⇒C
9.ヒカルアマランサスの20
父エピファネイア×母父アグネスタキオンの牡馬 1/29生まれ 14歳時出産8番仔 ノーザンファーム生産
美浦 国枝栄厩舎入厩予定 一口価格16万(募集総額8000万)
母は2010年京都牝馬ステークスを含む4勝、同年のヴィクトリアマイルではブエナビスタとクビ差の2着に好走 兄にアーリントンカップを制したホウオウアマゾン、叔父にはG1で何度も波乱を演出したカレンミロティックがいます
絶好調なエピファネイア×サンデー系の中ではまだ結果を出せていないアグネスタキオン そこそこ良血馬も見かけるだけにあまり良い材料ではないことは確か
エピファネイアのサンデー4×3鉄板パターンに加えて早生まれということもあり仕上がりも早そうなのは◎
価格は予想通り強気に攻めてきましたね 2個上の兄が重賞勝っているので仕方ないかもしれませんがまだエピファネイアに8000万は早すぎる
厩舎は現在国内屈指のトレーナー国枝先生 強気な価格も厩舎込みで考えるなら仕方ないのかも
総合評価⇒B-
10.カリンバの20
父エピファネイア×母父ルーラーシップの牝馬 1/16生まれ 6歳時出産初仔 ノーザンファーム生産
美浦 手塚貴久厩舎入厩予定 一口価格6万(募集総額3000万)
母はシルク所属馬で中央2勝 曾祖母はワールドプレミア(天皇賞春,菊花賞),ワールドエース(マイラーズカップ,きさらぎ賞)がいます
ロゼリーナで述べたようにエピファネイア×キングマンボ系は◎ですが、母父ルーラーシップは2頭のみでもちろんデビューしていないので未知数
サンデー3×4は大成功でしたがサンデー4×4はからはどんな馬が出てくるのか楽しみですね しかし、こちらもロゼリーナ同様、現役時代小柄な牝馬の初仔なので注意
価格も予想より安くて驚きました 公式でも取り上げられていたのでこれで馬体や歩様に問題がなければ大激戦間違いなし
厩舎は天皇賞を連覇したフィエールマンの他にもNHKマイルカップを制したシュネルマイスター、オークスを制したユーバーレーベンと今年ノリに乗っている手塚先生ですし尚更
総合評価⇒A
11.ツルマルワンピースの20
父ハービンジャー×母父キングカメハメハの牡馬 3/15生まれ 12歳時出産5番仔 ノーザンファーム生産
美浦 大竹正博厩舎入厩予定 一口価格14万(募集総額7000万)
母は中央3勝 全兄にブラストワンピース(有馬記念)がいます
血統も厩舎も兄と同じなのでに説明不要だと思われるので省略
ブラストワンピースが4万募集だったことを考えればやはり一口馬主にはロマンがありますね
総合評価⇒B-
12.シャクンタラーの20
父ハービンジャー×母父ゼンノロブロイの牝馬 4/19生まれ 7歳時出産2番仔 社台コーポレーション白老ファーム生産
美浦 中川公成厩舎入厩予定 一口価格4万(募集総額2000万)
母はシルクの所属馬で中央2勝
母父ゼンノロブロイで唯一重賞を勝っているのがエルムステークスを制したハイランドピークのみ ハービンジャーに括らず父ダンジグ系で考えても活躍馬はいません
本馬の母系にはシルヴァーホークが入っていることから欧州血統が少々強めな配合ですね パワーはありますがダートの血が入っていないので芝で頭打ちになると危険
しかしながら価格は兄弟や母系に活躍馬がいないため格安 エピファネイア産駒の初仔マニカルニカが新馬戦開幕週でいきなりデビューできたことを考えるとこの子も人気しそうですね
厩舎はここ数年重賞勝ちがない中川先生 最近はダートに勝ち星が偏っています 芝もダートも長めの距離を得意としているイメージがあるので本馬との相性は◎ 目立った活躍馬はいないものの今年は既に15勝を挙げており好調
総合評価⇒C
13.ゼマティスの20
父ハービンジャー×母父ゼンノロブロイの牝馬 5/1生まれ 12歳時出産8番仔 坂東牧場生産
美浦 武藤善則厩舎入厩予定 一口価格3.2万(募集総額1600万)
おじに2009年日本ダービーを制したロジユニヴァースがいます
シャクンタラーと同じ母父ゼンノロブロイですがクロスが何となくハービンジャー産駒の代表格モズカッチャンに似ているような…
しかし母はノーザンから移動させられた身なので繁殖牝馬としてはイマイチなのかもしれませんね…
価格もノーザンではなくなったためか格安 とりあえず出資したい方が狙ってきそう
厩舎は雅のパパ武藤先生 中川先生と同じようにダートに勝ち星が偏っています ダートはどの距離でも満遍なく芝は長めな距離を得意としているイメージなのでこちらのハービンジャーも厩舎との相性は良さげに思います
総合評価⇒C
14.モルジアナの20
父スクリーンヒーロー×母父Dubawiの牡馬 2/13生まれ 8歳時出産2番仔 ノーザンファーム生産
美浦 木村哲也厩舎入厩予定 一口価格8万(募集総額4000万)
母はシルク所属馬で中央4勝 おじにはシャケトラ(AJCC,日経賞,阪神大賞典)がいます
スクリーンヒーロー×ミスプロは大物こそ少ないですが成績は優秀 最近だとウインマリリン(日経賞、フローラステークス)、ウインカーネリアン(皐月賞4着)などいます
適性は母が短距離馬だっただけに本馬も短いところを走ってくれるでしょう またダイワメジャー産駒の初仔コラリンが既にデビューしていることを考えるとこの子も早くから走ってくれそうです
またスクリーンヒーローの牡馬ということでダート替りもあり得るかと思いましたが、母系にボールドルーラーやストームバードといったダートの血が入っていないのでやはり本質は芝かな?
価格は少々強気 初仔の妹と違って馬体が良いんだろうなあ…
厩舎はそんな妹と同じキムテツ先生 アルビアーノでも述べたようにキムテツの短距離は印象が良くないので少しでも長い距離を走ってくれることを祈りたい
総合評価⇒B+
15.パーシーズベストの20
父モーリス×母父ディープインパクトの牡馬 1/27生まれ 7歳児出産初仔 ノーザンファーム生産
美浦 宮田敬介厩舎入厩予定 一口価格7.2万(募集総額3600万)
母はシルク所属馬で中央2勝 祖母パーシステントリーはアメリカ牝馬中距離G1パーソナルエンスンステークスを制しています
産駒が2年目を迎えたモーリスですが中でも母父サンデーが好調 中でも母父ディープインパクトはルークズネスト(ファルコンステークス)を輩出し、モーリス産駒の中では一歩リードしている
母は現役時代、母系の血が働いて時計の掛かる馬場を得意としていたので、本馬にもその特徴が伝わり母よりもダート適性が高くなるような気もします(牡馬だしパワーがさらにつきそう)
価格は母の募集額を考えると妥当ではないでしょうか
厩舎は先ほども出てきた宮田先生 芝に勝ち星が偏っている厩舎なのでスピード不足で芝で頭打ちになると危険
総合評価⇒C
16.パンデイアの20
父モーリス×母父ディープインパクトの牡馬 1/31生まれ 8歳時出産4番仔 ノーザンファーム生産
美浦 手塚貴久厩舎入厩予定 一口価格7.2万(募集総額3600万)
パーシーズベストと同じ母父ディープインパクトなので省略
先週新馬勝ちした全兄のアバンチュリエと同じくセレクトセール出身 兄は4600万と高額で落札されたためバヌーシーでは2.6万/2000口と超割高馬に… それを考えればだいぶお求めやすい?といいますか適正価格に戻ったといった感じでしょうか
厩舎が絶好調の手塚先生ならなおお得感が出て人気が出そう
総合評価⇒B+
17.リミニの20
父モーリス×母父ディープインパクトの牝馬 1/24生まれ 6歳時出産3番仔 ノーザンファーム生産
美浦 国枝栄厩舎入厩予定 一口価格5万(募集総額2500万)
曽祖母は女傑エアグルーヴ
こちらも同じく母父ディープインパクトなので省略
パワーのモーリス産駒なのでどうしても牡馬の方が成績は優勢 しかし、母父ディープインパクトの牝馬はデビューした10頭中半数が既に勝ち上がっており牡馬に負けない相性の良さを見せています
ただ母の初仔のエピファネイア産駒バルレッタは小柄で非力で活躍ができなかったので馬体はしっかり確認しておきましょう
価格は初仔に引き続き優秀な牝系であるにも関わらずリーズナブルな値段設定
さらに厩舎は国枝先生ときたら中途半端な実績では出資できないでしょうねえ…
総合評価⇒C
18.ランズエッジの20
父モーリス×母父ダンスインザダークの牝馬 2/1生まれ 14歳時出産10番仔 ノーザンファーム生産
美浦 宗像義忠厩舎入厩予定 一口価格4.8万(募集総額2400万)
祖母はウインドインハーヘア おじにディープインパクト、ブラックタイドがいます
モーリス×母父ダンスインザダークからは4頭がデビューし3頭が未勝利勝ちと驚異の勝ち上がり率を叩き出しています
しかもそれらの中に社台系で育成された馬はいないので、ディープインパクトを輩出した牝系からどんな活躍をしてくれるかとても楽しみ
母が高齢の域になってはきているものの、優秀な牝系で兄ヴァルコス(青葉賞2着)や姉ロカ(クイーンカップ3着)が重賞好走実績があってこの価格は正直安いですね セレクトセール出身で1800万で落札(パンデイアの20)と全く同じだったんですが… 単純に牡馬と牝馬で値段を調節しただけなのか?馬体などに自信がないのか… しっかり動画で確認したいところです
厩舎は最近目黒記念をウインキートスで制された宗像先生 去年は26勝をあげ大活躍 勝ち星がかなりのレベルで芝に偏っているので本馬が芝で頭打ちになった場合は危険
総合評価⇒C
19.テルアケリーの20
父ドゥラメンテ×母父Tapitの牡馬 5/4生まれ 12歳時出産7番仔 ノーザンファーム生産
美浦 鹿戸雄一厩舎入厩予定 一口価格8万(募集総額4000万)
母はアメリカ2歳牝馬GⅠデルマーデビュターントステークスを制しています
グランアレグリアを輩出した母父タピットということで大注目な1頭
エピファネイアのように母系が主張してくれれば芝の王道路線で大物候補になるかもしれないし、ドゥラメンテがキングマンボ系らしく引き出し型に働けばダート適性が強くなってしまうことも…
キングマンボ系×タピットは国内には指で数えれる程度しかいないので未知数 しかしながら晩成気質のドゥラメンテなので遅生まれの本馬はプラスだと思う
価格も1つ上のハーツクライの牡馬ケリーズノベルが9万だったことを考えればまあ妥当なライン 一発を求めたいけど高額馬には手を出せないという方にはオススメしたい1頭
厩舎も皐月賞をエフフォーリアで制した鹿戸先生 こちらの厩舎も芝に勝ち星が偏っているので一発を狙うにはふさわしいかもしれない
総合評価⇒B+
20.コーステッドの20
父ドゥラメンテ×母父Tizwayの牝馬 1/27生まれ 6歳時出産2番仔 ノーザンファーム生産
美浦 池上昌和厩舎入厩予定 一口価格6万(募集総額3000万)
母はアメリカ2歳GⅠジュヴェナイルフィリーズターフで2着に好走 初仔のハーツクライ産駒ダノンベルーガはセレクトセールで1億6000万で落札されています
国内ではマイナーなインリアリティ系ですがその血をひく馬にはスプリンターが多い(カルストンライトオ、サニングデール等)
未知数ではありますが前向きな馬が多いドゥラメンテの牝馬とはタイプ的に一致しているので好印象 快速馬になるか制御不能なじゃじゃ馬になるか楽しみな存在
価格は兄が高値がついた割には安いですね 馬体に問題があるのか?ドゥラメンテの牝馬の評価が低いのか?
厩舎は開業6年目の池上先生 どうしてもリーディング上位とは血統の質に差があるため比較は難しいですが、芝・ダート、距離に関しても特にムラはない
総合評価⇒C
21.クードラパンの20
父ルーラーシップ×母父ダイワメジャーの牡馬 2/4生まれ 7歳時出産初仔 社台コーポレーション白老ファーム生産
美浦 武井亮厩舎入厩予定 一口価格7万(募集総額3500万)
母はシルク所属馬で中央4勝
ルーラーシップ×母父サンデー系はキセキ(菊花賞)、メールドグラース(コーフィールドカップ)など多くのG1・重賞勝ち馬を輩出しているルーラーシップ産駒の鉄板配合です
母父ダイワメジャーは産駒がデビューしてから2年しかたっておらず重賞勝ち馬はいません しかしそんな数が少ない中でも今年の桜花賞・オークスにストライプが出走を果たすおりこれからが楽しみな配合です
ルーラーシップは短距離から長距離まで幅広く活躍しています 引き出し型なので本馬も母のように短距離を期待したいところですが、母父ダイワメジャーで中距離以上を主戦場にしている馬もいるのでこればかりは馬体を見てみないと何とも言えません
母はレース中に心房細動を発症経験しましたが長く活躍してくれた牝馬なので初仔でも◎ 牡馬並みの馬体の持ち主でもあったのでサイズも期待して良さそう
価格は期待されているのか自信があるのか分かりませんがルーラーシップ産駒としては少々お高め
厩舎はここ最近元気がない武井先生 そこまで大きな偏りはありませんがどちらかといえばダートを得意としている厩舎です 馬体が大きくパワー型が生まれた場合はダート路線の可能性もあったので◎ また武井先生は若手減量騎手を起用することが多いので苦手な方はご注意を…
総合評価⇒C
22.オーラレガーレの20
父ルーラーシップ×母父マンハッタンカフェの牡馬 4/30生まれ 12歳時出産6番仔 坂東牧場生産
美浦 小島茂之厩舎入厩予定 一口価格4万(募集総額2000万)
母は中央4勝
ルーラーシップ×母父マンハッタンカフェは先ほど紹介したダイワメジャーよりも早く産駒がデビュー(実働5年)していますがマイナーなため数は少なく重賞勝ち馬もいません
そんな少ない産駒の中でアディラート(ドバイ遠征常連)が奮闘しているが本馬とは母系が全く異なるため参考にはあまりしない方がいいですかね
価格は母系や兄弟に活躍馬がいないのでまあこれくらいが妥当ですかね
厩舎はブラックエンブレム(秋華賞)牝系でシルクがお世話になっている小島先生 勝ち星が芝に偏っている厩舎で比較的に中距離前後を得意とされています 適性が短距離、ダート替わりの可能性がある本馬にとの相性は良くなさそう 小島先生も武井先生同様若手減量騎手の起用が多いので苦手な方は注意しておきましょう
総合評価⇒C
23.スナッチマインドの20
父ルーラーシップ×母父ディープインパクトの牝馬 2/22生まれ 9歳時出産2番仔 社台コーポレーション白老ファーム生産
美浦 武市康男厩舎入厩予定 一口価格4万(募集総額2000万)
母はシルク所属馬で中央5勝 近親にラウダシオン(NHKマイルカップ・京王杯スプリングカップ)がいます
ルーラーシップ×ディープインパクトは数も多く優秀な母系もいることからキセキ(菊花賞)、ワンダフルタウン(青葉賞)など重賞勝ち馬を輩出している母父サンデー系の中でも鉄板とされている配合です
全姉ダブルスナッチも初仔の影響?で小柄な馬体となってしまいましたがしっかり勝ちあがっています 不受胎明けの本馬はさらに期待できるのではないでしょうか
価格もそんな勝ち上がったダブルスナッチと全く同じとなかなかお手頃
厩舎は開業15年目の武市先生 今までご縁が無かったので省略
総合評価⇒B-
24.ランニングボブキャッツの20
父キンシャサノキセキ×Running Stagの牝馬 2/15生まれ 18歳時出産9番仔? ノーザンファーム生産
美浦 堀宣行厩舎 一口価格5万(募集総額2500万)
半兄にアジアエクスプレス(朝日杯フューチュリティステークス)、レピアーウィット(マーチステークス)がいます
キンシャサノキセキで一番活躍馬を出している母父はキングマンボ系ですが勝ち星で比較してみるとそこまで突出しているものは存在しない 本馬の母父Running Stag(グレイソヴリン系)でもそこそこの結果を残しています
しかしそのそこそこの結果を残しているグレイソヴリン系は全てがトニービン系 フォルティノ系である本馬とは系統が異なります(母父フォルティノ系からは活躍馬が出ていない)
フォルティノ系は持続的なスピードを仔に伝えてくれるはずなので半兄とはまた違ったタイプの子に成長してくれるでしょう
価格はキンシャサノキセキの牝馬としては若干割高 まあ兄弟が活躍しているから仕方ないですが高齢出産&キンシャサノキセキの牝馬の大物がいないということを考えると…
厩舎はそんな父を管理されていた堀先生なのは非常に心強いのは間違いないですけどね
総合評価⇒B-
25.ウルトラブレンドの20
父キタサンブラック×母父Richly Blendedの牡馬 4/29生まれ 14歳時出産8番仔 坂東牧場生産
美浦 黒岩陽一厩舎入厩予定 一口価格5万(募集総額2500万)
キタサンブラック産駒の適性が掴めていないので血統や適性は省略
母は体質が弱い仔が生まれてきやすく特に目立った活躍馬はいません もう1つや2つ上の階級でやれてもいいポテンシャルはありました
父がキタサンブラックに変わって少しでも父の力強さ・タフネスさが仔に引き継がれることを祈りたいですね
兄弟や母系に活躍馬がいない牡馬でこの価格はお買い得 前評判が良かったキタサンブラックですから先物買いするには今しかない ただ母はノーザンから移動させられた身なので繁殖牝馬としての能力はイマイチなのかもしれない
厩舎は暴れ馬リフレイムを管理していることでお馴染みの黒岩先生 勝ち星は芝に偏っていて短い距離を得意としているイメージがあります 本馬との相性はあまりよくは見えないですね また黒岩先生も武井先生、小島先生同様に若手減量騎手を起用する傾向にあるので注意
総合評価⇒C
26.カレドニアレディの20
父キタサンブラック×母父Firebreakの牝馬 1/11生まれ 11歳時出産4番仔 ノーザンファーム生産
美浦 金成貴史厩舎入厩予定 一口価格4万(募集総額2000万)
母はイギリスのG3コーラルチャージスプリント勝ちを含む3勝
1番仔ミスマリアが屈腱炎で引退、2番仔イニシュモアも体質の弱く本来の適性で走らせることができずにいます
ウルトラブレンド同様に父キタサンブラックの力強さ・タフネスさが仔に引き継がれることを祈りたいですね
母の実績はあるも仔の体質面を考慮してからなのか価格は控えめ 馬体や歩様に問題がなければ面白い存在になりそう
厩舎は今年が開業9年目となる金成先生 特に得意・不得意な適性はつかめませんでした ここ2年は調子が良かったものの今年の成績がいまいちなのをどう評価するか…
総合評価⇒C
27.ブロッサムレーンの20
父サトノダイヤモンド×母父New Approachの牡馬 3/29生まれ 9歳時出産5番仔 クラウン日高牧場生産
美浦 尾関知人厩舎入厩予定 一口価格5.6万(募集総額2800万)
サトノダイヤモンドの初年度産駒ということで血統・適性については省略
スピードがそこまでなかったサトノダイヤモンドに母父サドラーズは国内の高速馬場には厳しそうに感じます
兄弟や母系に活躍馬がいなくてこの価格は少々割高に見えるがこれはこの仔がセレクトセール出身(1500万)だからである 調整もせず普通に価格上げてきたということは自信の表れなのかも?
厩舎は厩舎はグローリーヴェイズ(香港ヴァーズ)、レッドファルクス(スプリンターズステークス)クラブ馬でのG1制覇実績がある尾関先生 勝ち星は芝に偏りがあり短距離からクラシックまで満遍なく◎ ダートの育成がそこまでではないのでスピード不足で芝で頭打ちになった場合は危険
総合評価⇒C
28.ミスティックリップスの20
父サトノダイヤモンド×母父ジェネラスの牝馬 2/7生まれ 16歳時出産12番仔 ノーザンファーム生産
美浦 中舘英二厩舎入厩予定 一口価格3.6万(募集総額1800万)
母はドイツオークスを制しており、曾祖母もドイツ2冠牝馬に輝いています
ブロッサムレーン同様に母父欧州系と重めな香りが漂いますが、父がサンデー系・キングマンボ系でもコンスタントに稼ぐ仔が生まれているので期待
価格はミッキーアイル産駒の半姉ラジエルと同じくお手頃なお値段 比較的小さめな仔が生まれやすいのでそこは覚悟しておきましょう
厩舎は騎手出身の中舘先生 勝ち星はダートに大きく偏っています ここ数年は最低でもダートだけで15勝をあげているほど好調 今年は既に14勝をあげておりキャリアハイも狙える勢い 母系にダートの血は入っていないがこの厩舎の育成ならこなせてしまうかも…
総合評価⇒C
29.ロザリントの20
父リアルスティール×母父シンボリクリスエスの牡馬 3/8生まれ 9歳時出産4番仔 ノーザンファーム生産
美浦 木村哲也厩舎入厩予定 一口価格12万(募集総額6000万)
祖母はシーザリオ(アメリカンオークス) 半兄にオーソリティ(青葉賞 アルゼンチン共和杯) おじにエピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアがいる豪華すぎる牝系
リアルスティールはディープインパクト×ストームキャットということでキズナをイメージしてみる
キズナ×母父ロベルト系は数が少ないもののソングラインがNHKマイルカップで2着に好走するなど将来性豊かな産駒が揃っているので、優秀な牝系を持っている本馬はまさに目玉といっていいでしょう
そんな期待もあってか初年度産駒であるにもかかわらずかなりの強気な価格になりました まあこれでも中途半端な実績では出資できないんだろうなあ…
厩舎は半兄オーソリティと同じキムテツ厩舎 期待の集まる馬だっただけにがっかりされている方が多そうw
総合評価⇒A
30.ドントテルソフィアの20
父リアルスティール×母父Congareeの牝馬 2/9生まれ 12歳時出産3番仔 ノーザンファーム生産
美浦 菊沢隆徳厩舎入厩予定 一口価格4万(募集総額2000万)
母はアメリカG1スピンスターステークスを制しBCディスタフでも2着に好走しています
キズナ×母父レッドゴッド系はイマイチピンとこない 母の実績は認めるところですがディープインパクト産駒の半妹が不発だったのも気になるところ
しかしアメリカG1馬にしては価格は控えめ 生じもう少し高い方とは思っていました
厩舎は騎手から調教師に転向後11年目となる菊沢先生 アエロリット、ダイワキャグニー、ミッキースワローから分かるように中距離以下を得意としている 勝ち星の偏りは年によって異なりますが今年はダートに偏っています
総合評価⇒B-
31.ソーディヴァインの20
父ドレフォン×母父キンシャサノキセキの牡馬 3/17生まれ 7歳時出産初仔 ノーザンファーム生産
美浦 萩原清厩舎入厩予定 一口価格7.2万(募集総額3600万)
母はシルク所属馬で中央3勝
前評判通り、芝・ダートの短距離戦だけではなく芝中距離でもいきなり結果を残しているドレフォン産駒 まだまだ奥が深そう
そんなドレフォンとこちらもまだ数が少ない母父キンシャサノキセキ 活躍するかしないかの予想は何とも言えませんが距離的にはドレフォンの前評判通りのスピードタイプに成長してくれることでしょう
母はかなりのポテンシャルの持ちながら喉鳴り手術、靭帯炎症に加えて間違えて注射を打たれたりとアクシデントに泣かされた悲運の馬でした そんな母の初仔なのでどうしても体質面には不安が残りますがぜひとも母の無念を晴らしてもらいたい
ただ価格が予想以上に割高でした 出来に自信があるのか分かりませんが動画はしっかりチェックしておきましょう
厩舎は安田記念制したダノンキングリーを管理されている萩原先生 代表産駒からして芝の印象が強いが近年はダートの勝ち星の方が上回っています ただ、ごりごりの短距離育成を得意としているイメージはないので本馬との相性には疑問が残りますね
総合評価⇒C
32.サトノオニキスの20
父ドレフォン×母父ディープインパクトの牝馬 2/22生まれ 7歳時出産初仔 ノーザンファーム生産
美浦 青木孝文厩舎入厩予定 一口価格3.6万(募集総額1800万)
母は中央2勝 重賞馬こそいないがおじおばにコンスタントに稼いでくれている馬がズラリ
母父ディープインパクトの牝馬ということで芝での活躍が期待されますが、母系にジェネラスという欧州血統が入っているのでこちらが主張してしまうとドレフォンの良さであるスピードが削がれてしまう可能性も…
また、馬体が小さく2月生まれにもかかわらずデビューが遅かった母の初仔という点も注意しておきたい
しかし価格が想像していた以上に安くて驚きました 馬体に問題さえなければそれなりに人気はしてきそう
厩舎はビッグレットファーム出身の青木先生 良血が入厩してこないこともあり得意な傾向が掴めない しかし芝・ダートともに短距離を得意とされているので本馬との相性は良さげ
総合評価⇒C
33.ウインミーティアの20
父リオンディーズ×母父アグネスタキオンの牝馬 1/26生まれ 11歳時出産4番仔 ノーザンファーム生産
美浦 清厩舎入厩予定 一口価格4万(募集総額2000万)
母は中央3勝
リオンディーズ×母父アグネスタキオンは産駒がデビュー1年目を終えたばかりで数も少ないですが、リオンディーズのサンデー4×3からはリプレーザ(兵庫チャンピオンシップ)、アナザーリリック(アネモネステークス)など将来性豊かな馬が多い
まあ母父アグネスタキオン自身が最近はパッとしないのは心配材料なんですが、価格はお手頃で厩舎が萩原先生なら人気になってもおかしくない
総合評価⇒C
34.ヒルダの20
父リオンディーズ×母父ダイワメジャー 4/24生まれの牝馬 7歳時出産初仔 社台コーポレーション白老ファーム生産
美浦 稲垣幸雄厩舎入厩予定 一口価格3.6万(募集総額1800万中央2勝)
母は中央2勝
リオンディーズ×母父ダイワメジャーは先ほどの母父アグネスタキオンより産駒数が少ないが、同じくリオンディーズのサンデー4×3持ちなので◎
こちらのリオンディーズ牝馬もお手頃価格 兄弟や母系に活躍馬いないならこの価格が妥当かな?
厩舎は開業3年目の稲垣先生 そもそもの勝ち星が少ないので何とも言えませんが芝・ダートともに中距離前後を得意としているイメージ スピードタイプの本馬との相性は如何に…
総合評価⇒C
35.オーロラエンブレムの20
父サトノクラウン×母父ディープインパクトの牡馬 3/11生まれ 6歳時出産初仔 ノーザンファーム生産
美浦 宮田敬介厩舎入厩予定 一口価格4万(募集総額2000万)
祖母が2008年秋華賞を制したブラックエンブレム、おじに2014年札幌2歳ステークスを制したブライトエンブレム、おばに22019年フローラステークスを制したウィクトーリアなどシルク所属活躍馬がズラリ
新種牡馬サトノクラウン産駒ということでデータはないのでこちらも何とも言えないので省略
ただ、ディープインパクト×Marjuからは桜花賞を制したマルセリーナがいるので組み合わせとしては悪くないかと思います
未勝利の母の初仔だからなのか価格はかなり弱気 母は現役時代、小柄だったからもしかしたら馬体がめちゃくちゃ小さいのかな?
厩舎はノーザンの良血が集まる宮田先生 勝ち星は芝に偏っている厩舎でマイル・中距離前後を得意とされています 本馬との相性は悪くない 芝で頭打ちにならないこと祈りたい
総合評価⇒C
36.シンシアズブレスの20
父サトノクラウン×母父ダイワメジャーの牝馬 4/7生まれ 7歳時出産初仔 ノーザンファーム生産
美浦 高木登厩舎入厩予定 一口価格3万(募集総額1500万)
母はシルク所属馬で中央1勝 おじにはリーチザクラウン(マイラーズカップ,きさらぎ賞)がいます
サトノクラウンの母ジョコンダⅡはミスワキの血をひいているのでスピードタイプのダイワメジャーとの組み合わせはなかなか面白そう
初仔ですが母は牡馬並みの馬体を誇っていたのでサイズは問題ないと思います(むしろデカすぎる仔の可能性も…(;^ω^))
価格はもう少し高くても良いかと思いましたがサトノクラウンの評価が低いだけなのか…
厩舎は高木先生 今年は芝に勝ち星が偏り気味ですが元々はダートにかなりの偏りがある厩舎 ダート替わりになっても安心
総合評価⇒C
37.カルディーンの20
父レッドファルクス×母父Roman Rulerの牝馬 5/3生まれ 11歳時出産7番仔 ノーザンファーム生産
美浦 高橋文雅厩舎入厩予定 一口価格2.8万(募集総額1400万)
母はアルゼンチンオークス他G1 3勝をあげています
母の産駒は父がサンデーでもダートで走っている馬が多かった レッドファルクスは芝で活躍しましたが血統的にはダート血統なので本馬もダート路線を歩むことになりそう
価格は今年のシルク最安値 母の実績を考えると破格の安さですが繁殖牝馬としては活躍できていないから妥当?あとは遅生まれの牝馬ということもあまり歓迎できる材料ではない
厩舎は高橋先生 今までご縁が無かったのでイメージがしづらいので省略
総合評価⇒C
38.ヴィアフィレンツェの20
父Almanzor×母父Dansiliの牝馬 3/16生まれ 7歳時出産2番仔 海外からの持込馬
美浦 奥村武厩舎入厩予定 一口価格5万(募集総額2500万)
近親にアドマイヤマーズ(NHKマイルカップ,朝日杯フューチュリティステークス)がいます
母父Dansiliはダノンザキッド(ホープフルステークス)、ミッキーチャーム(阪神牝馬ステークス,クイーンステークス)など多くの活躍馬を輩出しています
父ミスプロ×母父Dansiliは産駒数が少なくて未知数 しかしながらG1馬を輩出した優秀な母系ですから不安よりも期待の方が大きい配合ですね
そう考えるとこの価格はかなりやすく感じてしまう 馬体に問題がなければ確実に人気になる1頭でしょう
厩舎はシルク所属馬のクールキャットでフローラステークスを制した奥村先生 今年はダートの方が勝ち星が上回ってますが本来は芝にかなりの偏りがある厩舎 本馬との相性も悪くないでしょう
総合評価⇒A
39.セラドンの20
父Mendelssohn×母父ゴールドヘイローの牝馬 4/3生まれ 13歳7番仔 ノーザンファーム生産
美浦 木村哲也厩舎入厩予定 一口価格5万(募集総額2500万)
半兄にダート短距離重賞4勝のコパノキッキングがいます
ヴァイスリージェント系からストームキャット系に変わりましたが適性はあまり変わらない
価格は安く感じますが、牝馬ということ、管理するキムテツがダートをそこまで得意としていないことなどマイナス材料が多いのは確か
総合評価⇒C
まとめ
まずは抽優候補
カリンバの20⇒元出資馬 馬体に問題があろうとなかろうと無条件で申し込みます 価格が想定よりも安かったのと今をときめく手塚厩舎ということで抽優使わないと難しそう…
ロザリントの20⇒リアルスティールの良血は1頭は出資したい思いがある 東サラでアイリッシュシーの20を外した今、キャロットで気に入った仔が募集されるとも限らない キムテツで嫌われるようなら好都合
ヴィアフィレンツェの20⇒シンプルにアドマイヤマーズが好き
抽優予備軍
モルジアナの20⇒半姉コラリンは出資馬 母のモルジアナの現役時代は何度も馬券でお世話になったので少し割高でもキムテツ厩舎でも関係なし
パンデイアの20⇒全兄アバンチュリエはバヌーシーで一目惚れした子なのでその弟は狙わないわけにはいかない
アーデルハイトの20(ロッテンマイヤー)、ヒカルアマランサスの20(クインアマランサス),ウルトラブレンドの20(カシオン),カレドニアレディの20(イニシュモア)は出資馬の兄弟でできれば申込したいですが、体質面に不安が残ったり予算オーバーだったりするので馬体や歩様がめちゃくちゃ好みでなければ今回は見送る方針です
さすがに全部は取れるわけでもないので実績ボーダーとにらめっこしながら替りとなる馬も含めて考えていきたいと思います